山間に拓かれた小規模の集落・栄重村（さかえむら）。
そこでは毎年7月15日の盂蘭盆に催される『灯籠流し祭り』の準備が着々と進められ ていた。
主人公の阪守鷲志（さかもり しゅうじ）は幼いころから剣術を叩き込まれており、 村の揉め事や荒事の仲裁役として村人からの信頼を得ていた。 そんなある夜、鷲志は全身を切り裂かれて助けを求める村人と出くわす。 不穏な気配を感じ、刀を抜く鷲志。 闇から産み落とされるように現れたのは、異形のバケモノ“鬼”だった――
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