彩野が15分で記憶を失ったとしても、それまでの出来事が無駄になるというわけではありません。 『物語』を聞いていた直哉は、すべてを思えているからです。 直哉が知った情報は、それをメモした『カード』として集まっていきます。 記憶を失った彩野は、『物語』を途中から語ることが出来ません。 しかし、このカードを使って今まで語られた『物語のあらすじ』を作れば、短時間で状況を知ることが出来ます。 説明にかける時間を抑えて、残りの時間を使って、さらに先の『物語』を語れるようになるのです。

『あらすじ』を活用して、15分の壁を乗り越える 現在　15分の壁を超え、5年前の真相に迫る 物語　真相に迫るための『物語』を求める 現在　1.彩野が『物語』の一部を思い出す。 物語　2.彩野が語る最大15分間の『物語』を聞きます。 現在　3.彩野の記憶が途切れます。 現在　4.あらすじを作成し、短時間で説明を行います。 物語　5.物語の続きを彩野が語れるようになります。