ラ・ピュセル
ラ・ピュセル

今回の特集は2002年にPlayStation®2で発売、さらに2009年にPSP®でも発売された「ラ・ピュセル」です。
「魔界戦記ディスガイア」の原点ともなった本タイトルについて、
音楽制作を担当した佐藤天平氏に話を聞きました。

「どういう形でタイトルに関わったのか、その経緯など」

当時、日本一ソフトウェアさんは「マール王国シリーズ」が大評判を
呼んで、ミュージカルRPGに続く新たな作品のアイデアを探して、
新川社長(当時はプロデューサ)が僕の渋谷のスタジオまで足を運んで
いただきました。
いろいろなお話で盛り上がりましたが、その時、不思議な響きの
無国籍語で歌を作りたいというリクエストをいただいて作った歌が、
OPテーマソングの「光の聖女伝説」です。
イギリス人の歌手で作詞家でもあるリン・ホブデイさんに歌っていただいて、
今ではカラオケ化もされるほどの人気曲となりました。

「当時、楽しかったこと、苦労したこと」

マール王国でミュージカルソングがたいへん好評だったので、
それ以上のクオリティを目指して、光の聖女伝説では
たくさんのバックコーラスを録音し、パートをいくつも重ねて
美しく幻想的なサウンドを作り上げました。
その前の2000年からProtoolsという業務用のプロ定番
レコーディングツールを導入したこともあり、
自分のスタジオでも多重コーラスサウンドの構築が可能となりました。
たいへんな時間をかけて何度も試行錯誤しながら、
美しく壮麗に広がるコーラスのサウンドメイキングをしましたが、
苦労であるとともに、たいへん楽しくクリエイティブな時間でした。

「今思い返して、思い出に残っていること」(今だから振り返れることなど)

ラピュセルでは、すべての曲の歌はイギリス歌手で女優の
リン・ホブデイさんにお願いしましたが、
あえて、英語ではなく日本語で歌にチャレンジしていただきました。
Popなラブソング「これが恋?なんてね」では、
自然な日本語の発音で歌えるように時間をかけて丁寧に録音しました。
EDバラードの「奇跡がおこる」では、感動的なバラードを
感情豊かに歌っていただいて、美しいラピュセルのストーリーを
しめくくってくれました。
この曲もカラオケ化されて、みなさんに愛されています。

「このタイトルの醍醐味、オススメポイント」

ラピュセルは悪魔祓いプリエが活躍する美しい映像と
ストーリーをもったゲームです。
そのため、美しいメロディとサウンドが響く音楽を数多く
楽しんでいただけます。
街の曲「煌きながら」はピアノとStringsが綺麗に歌う、
僕も大好きな曲の一つです。

一方、次のディスガイアシリーズにつながるゲームでもあるため、
音楽もディスガイアのような熱く激しいサウンドも生まれてきました。
「殉教者の行進」や「God Save プリエ!」では激しいバトルを
盛り上げてくれます。

また、2009年に発売のラピュセル・ラグナロクのテーマ曲
「闇の聖女伝説」は、「光の聖女伝説」のアンサーソングと
なっています。光の聖女伝説から8年の時間が過ぎて作られた
新しいこの曲を聴きながら、8年間分の、曲作りやコーラスの
サウンドメイキングのレベルアップと、ラピュセルへの熱い
リスペクトと想いを感じていただけるとうれしいです。

当時の制作に関する様々なエピソードを話していただきましたが、
皆様楽しんでいただけましたでしょうか。

「ラ・ピュセル」はPS2®版とPSP®版で発売中です。

全国のゲーム専門店や当社通販などで購入することが可能です。
またPSP®版については、PlayStation®StoreにてDL版も配信中。

…と最後に、期間限定のお得情報を2つ告知させて頂きます!

◆『ラ・ピュセル 発売10周年キャンペーン』開催中!
現在、『ラ・ピュセル 発売10周年キャンペーン』を開催中です。
キャンペーン期間中、PSPダウンロード版「ラ・ピュセル†ラグナロック」のセールを実施しております。

このインタビューで「ラ・ピュセル」を知った方にとってまたとない機会かと思いますので、
よろしければぜひ一度プレイしてはいかがでしょうか。

キャンペーンの詳細はこちらからご覧くださいませ。

◆“あのタイトルを振りかえる! 電撃オンライン出張版”が公開!
本コーナーが電撃オンラインに出張となりました。
今回と同じく「ラ・ピュセル」について、当時プロデューサーだった新川がインタビューを受けております。

また当時の担当編集の方からのコメントも掲載。
さらに読者プレゼントもあるなど、盛りだくさんの企画となっておりますので、
ぜひ一度ご覧になってみてください!

記事リンク:http://news.dengeki.com/elem/000/000/458/458932/

それではまた次回の更新も楽しみにお待ちくださいませ。

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