ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団

目次


ゲーム概要

「Labyrinth of Galleria」

プレイ人数：1～4人用
対象年齢　：8才以上
プレイ時間：約30分

あなたは、ガレリア宮に眠る“奇品（きひん）”を探すため、地下迷宮の探索に乗り出します。
罠やスキルを駆使して、他人よりも早く、たくさんの奇品を見つけて持ち帰りましょう。

【目的】

7×7マスの迷宮内に迷宮カードを配置し、スタートカードから奇品カードまで
通路をつなげて点数を得ます。
ゲーム終了時に、より点数の高いプレーヤーが勝利します。

カードの種類

【スタートカード　1枚】 迷宮の中央に配置して、通路のスタート地点を表します。
このカードは迷宮から取り除いたり、移動させることができません。

【ファセットカード　6枚】 プレーヤーに1人1枚配られるキャラクターです。
ファセットカードの左上にある数字が、力を表しています。
右下にある数字により、初期手札枚数が増減します。
それぞれ異なる特殊能力を持っています。

【奇品カード　16枚】 迷宮の外側、小部屋に裏向きに8枚配置される得点カードです。
奇品カードの左上にある数字が点数となります。
それぞれ異なる特殊効果を持っています。

【イベントカード　7枚】 迷宮カードにあるイベントマークに通路がつながった際に1枚引き、効果が発生します。

【迷宮カード　39枚】 スタートカードから奇品カードまでの通路としてつなげていきます。
通路のみのカードのほか、モンスターがいる迷宮カードと、イベントマークのある迷宮カードがあります。

【スキルカード　9枚】 基本的には自分のターンに使用できる、様々な効果を持ったカードです。

【罠カード　39枚】 使用条件の限られている、様々な効果を持ったカードです。
他のプレーヤーのターンに使用できます。

【特殊カード　2枚】 手札に持っているプレーヤーの点数計算が特殊になるカードです。
特殊カードはゲームに加えなくてもかまいません。

プレイ前の準備

【準備1】 7×7マスの迷宮の中央にスタートカードを配置します。
迷宮の外側にある小部屋に、図のように奇品カード8枚を裏向きに配置します。
余った奇品カードは裏向きにまとめておき、奇品カードの山札とします。

S：スタートカード
奇：奇品カード（裏向き）

「Labyrinth of Galleria」がプレイしやすくなる、
プレイマット（PDF形式）をダウンロードいただけます。
ご家庭のプリンターなどで印刷してご使用ください。

A4サイズ用紙用（19MB） A3サイズ用紙用（19MB） A1サイズ用紙用（19MB）

【準備2】 イベントカードは裏向きにまとめておき、イベントカードの山札とします。

【準備3】 プレーヤーにファセットカードを１枚ずつ配ります。
配られたファセットカードは常に公開しておきます。
あまったファセットカードは裏向きにまとめておき、ファセットカードの山札とします。

迷宮カード、スキルカード、罠カード、任意で特殊カードをまとめてよく混ぜ、
プレーヤーに手札として配ります。
手札は自分だけが確認できるようにします。
初期手札の枚数は、参加人数によって異なります。

プレイヤー人数 初期手札枚数
1～2人 ⇒ 8枚
3人 ⇒ 7枚
4人 ⇒ 6枚

【準備4】 さらに、自分のファセットカードの右下に記載されている数値分、初期手札枚数が増減します。

ゲームの流れ

【スタートプレイヤーの決定】

じゃんけんやコイントスなどで、スタートプレーヤーを決定します。
スタートプレーヤーから時計回りに1人ずつターンを進行します。


【各プレーヤーターン】

【１】 山札からカードを1枚引き、手札に加えます。
【２】 ファセットカードの特殊能力、奇品カードの特殊効果、スキルカードを
何枚でも使用できます。

ファセットカードの特殊能力と、奇品カードの特殊効果は、
基本的には1枚につき1ゲーム中に1度だけ使用できます。

使用した後はカードを横向きに置くなど、使用状況が分かるようにします。

スキルカードは1度使用したら捨て札とします。
【３】 迷宮に迷宮カードを何枚でも置くことができます。
（「迷宮カードの置き方」を参照）
・ 【１】～【３】の順に行います。
・ 【２】と【３】はパスすることができます。
・ 罠カードと無効にする効果のあるカードは、他のプレーヤーのターンに使用することができます。
※誰かのターン終了時に手札が0枚のプレーヤーはその時点で負けとなり、
ゲームから脱落します。
・ スタートカードから奇品カードまで通路をつなげたプレーヤーは、
その奇品カードを手に入れます。
・ 手に入れた奇品カードの左上にある点数の合計がプレーヤーの点数となり、
ゲーム終了時に、より点数の高いプレーヤーが勝利します。

【ゲームの終了条件】

・ 奇品カードが小部屋からなくなる。
・ 手札が１枚以上あるプレーヤーが１人になる。
・ 山札からカードを引けなくなる。

迷宮カードの置き方

【１】 他のカードと長辺同士または短辺同士が接するように置きます。
180°回転して置くことができます。
90°回転して、カードの短辺と長辺が接するように置くことはできません。
【２】 スタートカードから通路がつながるようにしか置くことができません。
通路が途中で分断された状態ならば、その先にカードを置くことはできません。
【３】 隣合う迷宮カードの通路は、すべてつながるように置かなければなりません。
【４】 迷宮の端に迷宮カードを置くときは、奇品カードのない小部屋に通じる通路は置くことができません。

【モンスターがいる迷宮カード】

迷宮カードの中には、通路にモンスターシンボルが配置されているものがあります。
カードの左上と右下にある数字が、そのモンスターの力を表しています。

モンスターがいる通路の先に迷宮カードを置いたり、先にある奇品を手に入れるには、
モンスターの力から自分のファセットの力を引いた数のぶん、
手札からカードを選んで捨てなければなりません。
この処理は毎ターン行います。

別の通路がつながっている場合や、ファセットの力がモンスターの力以上の場合は無視できます。

【例1】自分のファセットカード：シアトリカルスター
力が「3」のモンスターがいる通路を通るとき、手札からカードを2枚捨てる。
【例2】
自分のファセットカード：ワンダーコルセア
力が「2」のモンスターがいる通路を通るときは、何も起こらない。

【イベントマークのある迷宮カード】

迷宮カードの中には、通路の行き止まりにイベントマークがあるものがあります。

イベントマークに通路をつなげたプレーヤーは、ただちにイベントカードの山札から
カードを1枚引き、その効果が発生します。
その後、続けて迷宮カードを置いてもかまいません。
※イベントマークとイベントカードは、1枚につき1度しか効果が発生しません。

1人プレイ時の特別ルール

・自分と仮想敵との対戦となります。
・手に入れた奇品カードの合計枚数が先に5枚となった方が勝利します。
・奇品カードの点数と特殊効果は無視します。
・特殊カードはゲームから除外しておきます。
・迷宮の初期配置と、自分のプレイ前の準備は通常プレイ時と同じです。
・仮想敵の初期手札は0枚です。

【1人プレイ時のゲームの流れ】

仮想敵のターンからスタートします。
仮想敵のターンは、以下のように処理します。
自分のターンの手順は通常プレイ時と同じです。

【仮想敵のターン】
　１：山札よりカードを１枚引き、仮想敵の手札に加えます。
　２：仮想敵の手札枚数に応じて、山札からカードを引き、自分の手札に加えます。

仮想敵の手札枚数 手札に加える枚数
3枚以下 　⇒　 0枚
4～7枚 　⇒　 1枚
8枚以上 　⇒　 2枚

　３：仮想敵の手札の種類と枚数により、以下の効果が発生します。

　・迷宮カード3枚ごとに、仮想敵は奇品カードの山札より、奇品カードを１枚手に入れます。
　・罠カード2枚ごとに、自分は手札をランダムに2枚捨てます。
　・スキルカード2枚ごとに、山札からカードを4枚引き、仮想敵の手札に加えます。
　　加えた後の手札枚数に応じて、さらに「２」と「３」の効果が発生します。


　手に入れた奇品カードの合計枚数が先に5枚となった方が勝利します。
　その前に通常ルールの終了条件を満たした場合は、
　奇品カードをより多く手に入れていた方が勝利します。

Q&A

Q. もっと長くゲームを遊びたい。
A. ゲーム終了時に各プレーヤーの点数を記録しておき、何度かゲームをプレイして合計点数を競うのもおすすめです。
Q. 「シノマシラ」の特殊能力を「魂移し」に使用できる？
A. 「魂移し」カードを使用して「シノマシラ」の特殊能力を使用した場合は、「魂移し」カードを使用者の手札に戻した後に「シノマシラ」カードを取り除きます。
Q. イベントカードが足りなくなったら？
A. 「懐かしい奇品」が「ワードローブ」の効果を受けたときに限り、イベントカードが1枚足りなくなることがあります。
引けるイベントカードがない場合は、使用済みのイベントカードを全て裏向きにして混ぜ、1枚引きます。
Q. 迷宮カードを3枚連続して置いている途中にイベントが発生した場合は、「強制移動」や「スタンの罠」カードは使用できる？
A. 迷宮カードを置いている途中にイベントが発生した場合は、
「連続して置いた枚数」は途切れません。
「強制移動」や「スタンの罠」カードを使用された場合は、イベント発生の前後を問わず、そのターンに配置されたすべての迷宮カードを取り除きます。
イベント発生は取り消されず、次にそのイベントマークに通路が繋がっても、
イベントは発生しません。
Q. 1ターン中に連続して奇品カードを手に入れた場合は、「強制移動」や「スタンの罠」カードは使用できる？
A. 奇品カードを手に入れた時点で「連続して置いた枚数」は途切れます。
1ターン中に2枚の奇品カードを手に入れる場合には、「ターン開始から1枚目の奇品カードを手に入れるまで」か「1枚目の奇品カードを手に入れてから2枚目の奇品カードを手に入れるまで」に置いた迷宮カードの枚数が発動条件を満たしていれば、「強制移動」や「スタンの罠」カードを使用することができます。
2枚目の奇品カードを手に入れようとしたときに使用した場合は、1枚目に手に入れた奇品カードは取り消されず、1枚目の奇品カードを手に入れた後に置いた迷宮カードのみを取り除きます。