カヴンの戦闘では、様々なシステムが敵との攻防に影響します。
カヴン単位で放つ特殊技“ドナム”、カヴン同士が連携する“共振”、急所への攻撃で部位を破壊する“クリティカルゴア”、
そして複数のカヴンの位置関係で形成する“陣形”など、指示を出すプレイヤーの判断次第で勝敗を大きく左右する局面が存在します。
人形兵の“性格”によって共振率が変化する“友好度”も存在し、カヴンの編成段階から戦略を練っていくことが重要になります。
カヴン単位で発動可能な特殊技。複数の敵に大ダメージを与えるものから、状態異常、能力強化、
治癒効果といった多彩なドナムが存在します。
習得するドナムはカヴンによって異なり、戦闘を繰り返し“カヴン”が成長していくことで新たなドナムが使用可能になります。また、ドナムの中には“味方を戦闘不能にする”、“敵に止めを刺す”など、代償や特定の行動を発動条件とする特殊なものもあります。
【ドナムの共鳴】
カヴンごとに放つドナムには、“共鳴”という現象が存在します。共鳴は味方あるいは敵のドナムの発動後、続けてドナムを発動すると希に起きる“暴発現象”で、一定のパワーソースを消費してドナムの威力を大きく上昇させます。
また共鳴は敵味方関係なく発生し、二度、三度と共鳴が連続することで非常に強力なドナムを放つことができるようになります。
ただし、大ダメージ・効果を期待できる反面、敵からのダメージも大幅に上昇するので、共鳴の連続には注意も必要です。
クリティカルゴア
敵に攻撃した際、“クリティカル”が発生すると、敵の“部位”のいずれかが“破壊”(ロスト)されます。これを“クリティカルゴア”と呼び、部位をロストした敵は能力を大きく低下させます。
“クリティカル”の発生にはカヴンの能力をはじめとした様々な要素が関わっており、なるべく発生を狙い戦いを有利にする・・・というのも戦略として重要になります。
ただし、クリティカルゴアは味方にも発生し、キャラクターやカヴンの能力を大きく低下させることもあります。頭部をロストした場合は一撃で戦闘不能になるため、敵からのクリティカルゴアの発生には十分注意する必要があります。
陣形・フォーメーション
戦闘に参加しているカヴンは、互いに“前衛”と“後衛”に別れることでフォーメーション、“陣形”を組んで戦うことができます。
陣形は幾つかの“型”が存在し、型に応じて様々な効果が発動します。
全てのカヴンを前衛に配置した“攻撃特化”型の陣形や、左右両端のみを前衛とした“挟撃”型、他にも一つのカヴンを後衛にして守るように戦う“護衛”型といった陣形が存在します。
オフェンスフォース・ディフェンスフォース
プレイヤーの分身である“妖路歴程”は、戦闘に間接的に関与するスキルを使用することができます。
それらは“オフェンスフォース”と“ディフェンスフォース”と呼ばれ、それぞれ使用することで人形兵の攻撃力や防御力を一時的に強化することができます。
使用できる回数には限りがありますが、窮地を脱したり、上手く活用することで格上の敵とも渡り合うことができるようになります。
オフェンスフォース・ディフェンスフォース以外にも、戦闘後の経験値を増加させる特殊なスキルも存在します。
パワーソース
戦闘中、敵と人形兵のいる場所には“パワーソース”という場の力が発生します。パワーソースは攻撃など特定の行動によって力を蓄積し、貯まるほど“共振”や“共鳴”の発動率がUPしていきます。
カヴンは最大五つを同時に引き連れることができ、所属する人形兵の数や能力に応じて戦力が変化します。
魔女の馬車小屋(拠点)で幾つもの人形兵を作成し、迷宮に出撃させる様々なカヴンを編成していきましょう。
カヴンの編成には、何体かの人形兵と“カヴン結魂書”と呼ばれる人形兵の登録書(アイテム)が必要になります。
カヴン結魂書には、カヴンに登録できる人形兵の数や配置場所、配置によって生まれる特殊効果などが記載されており、編成するカヴンの特徴を決定付けます。
カヴンに所属する人形兵は、配置によって “アタッカー”と“サポーター”に分かれます。
アタッカーは直接戦闘に参加し、敵の撃破にあたります。
サポーターは後方支援を担当し、カヴンの強化・補助を担当します。
カヴンにはそれぞれ、配置に応じて発動する効果が存在します。
アタッカー位置には攻撃に関わる効果が、サポーター位置には支援・補助に関わる効果が多く設定されており、中には厳しい“配置条件”が設定されているものもあります。
カヴンによっては所属可能数が少なくても、配置効果が非常に高く、アタッカー1人のカヴンが他のカヴンの性能を上回る・・・ということもあります。
プレイヤーは自らの魂を宿す伝説の書籍“妖路歴程”となって、魔女が作り出す“人形兵”達とともに迷宮に挑みます。
人形兵は拠点にある“人形作業台”で製作をすることができ、戦闘によって破損した部位の修理もここで行うことができます。
ファセット
人形兵は、能力のベースとな“ファセット”を複数から選択可能です。ファセットはいわゆる「職業」であり、ファセットごとに性能や得意とする戦い方が違います。例えば、“マッドラプター”というファセットは“百花弓”と呼ばれる武器の扱いに長けており、遠距離攻撃が得意です。
“ピアフォートレス”というファセットは “戦術甲”と呼ばれる武装を得意とし、高い防御力で味方を守ることができます。必要とする戦力とファセットの性質を見定め、最適な能力を持った人形兵を製作していきましょう。
ステータス設定
人形兵は製作時、ファセット以外にも名前を始めとした様々なステータスを設定可能です。
【主な設定項目】
ビジュアルタイプ ・・・人形兵の見た目を変更。
性格 ・・・能力や友好度、戦い方に影響。
音声タイプ ・・・ボイスパターンを複数から選択。
成長タイプアレンジ・・・レベルアップ時の能力の伸び方を調整。
スタンス ・・・戦闘時のスタンス(得意な戦い方)を選択。
選択スキル ・・・ファセットに応じたスキル群から一つを習得。
フレーバーテキスト・・・自由なテキストを入力。
人形兵は製作時に設定した成長タイプによって、その後のステータスの伸びに変化が生じていきます。
また、性格や戦闘スタンス、習得スキルの選択により、同じファセットでも戦い方が大きく変わることもあります。
各種項目を綿密に設定することで、よりユニークな人形兵を製作・育成していくことが可能です。
錬金釜で強力なアイテムを生成
迷宮探索に必要な物資の一部(回復薬や人形兵の素体)は、街の“大商店”で購入することができます。
しかし、人形兵の武器や防具は迷宮内での現地調達が基本になります。
探索の拠点施設には装備品を合成・分解できる“錬金釜”があり、迷宮で入手した装備を掛け合わせて、より強力な武器や防具を作り出していくことが可能です。
錬金釜の設備・機能
●錬金合成
全8種の武器種と、盾・頭・胴・足の防具類、そして装飾品を自由に組み合わせ、強化合成できる設備です。
強化する装備品に対し最大8個の装備品を合成でき、合成後は別の装備品の合成素材として運用ができます。
素材となる装備品同士の“性能”、“レアリティ”が高ければ高い程、合成後の装備品は高い能力を持つようになります。
●錬金分解
装備品を分解し、“マナ”へ変換する設備です。
マナは戦闘で部位を欠損した人形兵の修理や、その他の拠点施設の利用において必要になる大切なエネルギー源です。
地下迷宮では何者かの思念が宿った特殊なアイテム――“アーティファクト”を入手することもあり、これを錬金分解することで人形兵の制作に必要な“魂”を抽出こともできます。
●解封の儀
地下迷宮で入手できるアイテムの中には、“未解封”と記載された装備品が存在します。
装備品を未解封状態で装備した場合は通常の能力しか引き出されませんが、“解封の儀”により正しく解封することで、“真の能力”を引き出すことができます。
未解封の装備は解封の儀を行わずに解封(装備)することもできますが、その場合二度と“真の能力”が引き出せなくなるので、注意が必要です。
【高レアリティの装備品】
装備品には「COMMON」「RARE」「EPIC」「LEGENDARY」といった“レアリティ”が存在します。
高レアリティなもの程性能が良く、錬金釜においても優れた合成素材になります。
当然入手は困難ですが、よりすぐりの装備品を入手することで、カヴンの戦力は大幅に強化されていきます。
【ハック&スラッシュ】
高レアリティの装備を入手するには、より多くの敵や強い敵を撃破し、迷宮の奥底にある宝箱を開けていく必要があります。
もちろんそうした探索を行うには、相応の装備・戦力が必要になってきます。
敵の撃破やアイテムの入手、キャラクターの強化を繰り返し、さらなる強敵の撃破、高レアリティのアイテムの入手を目指す・・・、いわゆる“ハック&スラッシュ”も本作の醍醐味のひとつになります。
魔女様への嘆願
拠点では人形兵の製作や装備品の錬金だけでなく、“マナ”を消費することで魔女ドロニアに“特別な願い”を叶えて貰うこともできます。
魔女への“嘆願”によって叶えて貰える内容は多岐に渡り、探索の補助となるMAPスキルや、戦闘システム、キャラメイクを拡張する重要な願いもあります。
嘆願により使用できるシステム例
●泥の脱出口
プレイヤーの分身である“レキテイ”が使用可能になるMAPスキル。
迷宮内に脱出用のポイントを作成し、拠点とポイントを行き来できるようになる。
●オフェンスフォース&ディフェンスフォース
同じくレキテイが使用可能になる戦闘補助スキル。
戦闘時に人形兵の攻撃と防御を一時的に強化できる。
使用回数に限度有り。
●霧のヴェール
レキテイが使用可能になるMAPスキル。
スキル発動中は敵に発見されなくなり、安全に迷宮を進むことができる。
●キャリーオーバー
レキテイが使用可能になる経験値増加スキル。
戦闘後の取得経験値を次回の戦闘リザルトに“持ち越す”ことで、取得時の経験値にボーナスが付くようになる。
ただし持ち越し中に敗北・逃走すると持ち越し分は0になる。
●陣形
戦闘中のカヴンの“前衛”と“後衛”に、“陣形”システムが追加。
特定の組み合わせにおいて“陣形”が発動し、陣形に応じた効果が得られるようになる。
●性格の追加
人形制作で設定できる人形兵の“性格”の種類を追加。
性格が増加することで、より異なる装備適正や補正を持った人形兵を制作可能に。
●悪夢の世界へ
ゲーム難易度をもっとも難しいものに変更。
敵の強さやマナの入手量等が変化し、上級者向けの仕様に。
この他にも難易度を変更する、“凡たる世界へ”、“やさしい世界へ”が存在。
悩める人々のお願い
地下迷宮のあるルフラン市には、日々の生活に悩みを抱える様々な人々が住んでいます。
魔女ドロニアにとって住人の悩みは興味の無い事柄ですが、弟子のルカがドロニアに内緒で、こっそりと“街の人のお願い”を引き受けてきます。
拠点の“弟子のメモ”では、そうしたルカが引き受けた依頼内容を確認し、達成を引き換えに報酬を得ることができます。
●依頼の達成と報酬
依頼の達成に必要な“品々”は、基本的に地下迷宮を探索することで入手ができます。
依頼の達成によって得られる報酬は様々ですが、中には“結魂書”や“優れた装備品”が報酬になっていることもあります。
街の住人の依頼をこなしていけば、探索に役立つ意外なアイテムも手に入るかもしれません。