セカンドノベル

【ストーリー】

「ねぇ、こんなお話知ってる?」

久しぶりに母校を訪れた直哉の横で、彩野『物語』を語りはじめる。
それは、どこかの高校を舞台にアヤノユウイチという生徒が登場する話……
どうやら高校時代の彩野が、自分たちをモデルに書いていたものらしい。
直哉と彩野は『物語』を通して、懐かしい高校生活をたどっていく。

高校2年生の夏、直哉は大切なものを2つ失った。
親友だったユウイチは、校舎の屋上から転落して命を落とした。
そのあとを追うように、直哉が密かに思いを寄せいていた少女――彩野屋上から飛び降りた

あれから5年――
今の彩野は、現在の記憶を15分しかとどめておけない
飛び降りた時の強い衝撃により、記憶障害を抱えている。
< 彼女の心の時間は、17歳の夏から止まったままだ。
自分がなぜ飛び降りたのかも、記憶の混乱により思い出せずにいる。

彩野が語る『物語』は、彼女の高校時代の物語。
この『物語』の先を知ることで、自殺と結論付けられたユウイチの死、それに続く彩野の飛び降りについて、また違った見方が出来るようになるかもしれない。

イラスト

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