『追放選挙』クロスレビュー情報


          「週刊ファミ通」2017年5月4日号(4月20日発売)の
          新作ゲーム クロスレビューにてシルバー殿堂入り!

          妹を死に追いやった9名に復讐する、選挙で追放する人間を選ぶなど、独自の設定やシステムがユニーク。ひと癖もふた癖もある登場人物や、複雑な人間関係にも興味を惹かれる。追放した順番により異なる展開が楽しめるのもうれしいが、選挙のシステムは意見に反論するだけと、やや単調に感じた。口が達者でキレ者の主人公は感情移入しにくかったが、主人公が強い系の作品が好きなら気にならないか。(ジャイアント黒田/8点)


          “デスゲーム”を題材にした物語や、議論に勝利して相手を追放する流れなど、『ダンガンロンパ』シリーズを彷彿させる作風。そういう意味では、新鮮味や驚きは若干薄めだが、冒頭から不可思議な
          世界観にうまく引き込まれ、さらにウソが色で見える主人公の能力がアクセントとなり、ストーリーへの関心が高まります。淡い色使いのグラフィックは雰囲気にマッチしていて、キャラも魅力的に描かれている。(ジゴロ☆芦田/8点)

          ミステリーものによくある犯人捜しではなく、全員が復讐相手で、選挙はその手段というのが斬新。“主人公は、相手の言葉のウソが色でわかる”というのがおもしろく、推理を膨らませるいいスパイ
          スに。選挙はディベートのような形で、発言はメッセージアプリふうに表示されるが、人々の心の動きがもう少しビジュアルとして感じられたらよかった。追放された相手の結末は、それぞれ見応えがありますね。(本間ウララ/8点)

          独特の世界観や設定はおもしろいし、物語としては魅力的。少しずつ謎が明らかになっていく爽快感が味わえる作り。肝心の“デスゲーム”は、選択肢によって相手の発言の矛盾を突いていく、いわゆるディベートだが、選んだ選択肢がどのような結果になるかがわかりにくい。また、発言が失敗に終わった場合も、その理由に納得しづらいことも多い。全体的に説明や理屈が多く、テンポが間延びしがちな面も。(ローリング内沢/7点)
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