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「炎の料理人 クッキングファイター好」配信記念特別企画
~クッキングファイター好 第1 回社長インタビュー~ 

4/30にPSアーカイブスにて配信が決定した「炎の料理人 クッキングファイター好」(以下、「好」)について、本タイトルのことを何も知らない入社2年目の社員が勉強も兼ねて、ショートインタビューを実施いたしました。
第一回は『そもそも「好」とは何か』というところから「好」の誕生について迫ってみました。

――早速ですが、「好」はどういったいきさつで生まれたゲームなのでしょうか?


新川社長 新川宗平社長(以下、社長):僕が日本一ソフトウェアに入社したころ、パズルゲームや麻雀ゲームの開発をしていたんだけど、当時、営業や広報の仕事をしている中で、自社のソフトが売れなくなったり、市場環境が厳しくなっていることを感じてたんだよね。
そこで「とにかく目立とう!!」という気持ちでインパクト重視のタイトルを出そうと思い、開発をすることにしたタイトルだね。

――確かにインパクトは未だに衰えていないと思います(笑)ネット上では「G○ンダム」や「ミ○ター○っ子」にかなり影響を受けている、との声が多く見受けられますが、やはり意識されていたのでしょうか。

社長: やっぱりそれらのコンテンツは自分にとってのバイブルのようなものだからね。
パクリではなくオマージュ!ここ大事です!

――当時のユーザーの反応はどのようなものだったのでしょうか。

社長: 当時は会社が無名だったことや今のようにインターネットも普及していなかったこともあり、思った通りの反応はなかった。メディアさんの数もすくなかったしね。

――それでは、10年以上の時がたち、ある意味では今になって当時想定していた目立ち方をしているのではないでしょうか。

好 社長:それはないね(笑)このゲームに関しては、"笑わしてる"ではなく"笑われてる"だと思ってる。勿論、スタッフ全員が真剣に作ったゲームだけど、いま振り返ると、やっぱり実力不足だった。でも、日本一ソフトウェアのカラーが色濃く出ているタイトルであることは間違いない。もしかしたら、「ディスガイア」シリーズも「好」がなかったら存在していないかも知れない。
そう考えると日本一ソフトウェアの歴史を語る上で欠かせないゲームの一つだよね。

――なるほど。因みに、今年度、日本一ソフトウェアから発売される最初のタイトルが「好」になります。経営者としての意気込みを教えてください。

社長:あー、暗澹たる思い(笑)雲行きがいきなり怪しいね。
2015年の日本一ソフトウェアは大丈夫かよ、おい。という気持ちです。

――(笑) 最後にユーザーの皆様にメッセージをいただきたいと思います。

好 社長:今このゲームを遊んでもらってどう思われるか分からないし、自分の過去を曝け出すようで恥ずかしい気もする。それでも、お客さんに笑っていただければ嬉しいです。また、「日本一ソフトウェアにもこんな歴史があったのか」と知っていただければよいと思っています。
ただし、このゲームは毒か薬かでいえば、毒です(笑)それをご理解いただいた上でお楽しみください!

――ありがとうございました。