役の強さで競い合う“消えない”対戦パズルゲーム『役づくりパズル ゆめいろユラム』はお楽しみいただけているッスか?
 
今回は「ゆめいろユラム」企画者の板谷建開発秘話プレイのコツなどを伺ったッス🎙

企画者インタビュー

「ゆめいろユラム」が生まれた経緯

──どういった経緯でこの企画が生まれたのでしょうか?

板谷:
「連鎖以外の気持ち良さ」を考え始めたのが最初のきっかけです。
落ち物パズルゲームの企画を考えてみようと思い立ち、アイデアを書き出してみたのですが、どうしても面白さの核連鎖する気持ち良さになり、他の落ち物パズルゲームと似てしまい、納得のいく企画書が作れないでいました。
 
そんな折、友人とボードゲームで遊んでいるときに「役を作る気持ち良さ」を感じまして、この気持ち良さを落ち物パズルゲームに落としこめば面白そう! と直感して、「ゆめいろユラム」の企画書を書きあげることができました。

企画書の一部。実は初期構想ではゆめかわじゃ無かったのです。

パズルゲームとしての「ゆめいろユラム」

──消えないパズルにしたのはなぜ?

板谷:
「役」の気持ち良さを最大化するためです。
体験版や製品版を遊んで感じていただいた方もいらっしゃると思うのですが、沢山役を作った盤面は見ていて達成感があって、気持ち良さがありますよね?
 
終了後の盤面を見返したときに気持ち良くなるゲーム性にしようと考えていくと、自然と「消えない」要素が決まっていきました。
役を作ったときに、その役を構成する図形が消えていくルールの場合、盤面がガタガタになって綺麗な盤面を作れなくなってしまいますからね。

スクエア9みたいな大きな役が作れるのも『消えない』からこそ!
──体力制にしたのはなぜ?

板谷:
端的に言うと、「埋まったら負け」のルールだと対戦が成立しないためです。
従来の落ち物パズルゲームだと特定のアクションをすることでブロックを消せますが、「ゆめいろユラム」ではブロックが消せないため、「埋まったら負け」だと面白くありません。
そのため、作り上げた盤面の凄さで競い合い、体力を削り合うゲームにしました。

──盤面に最初から何かあるのも珍しいと思いますが、初期図形があるのはなぜ?

板谷:
2つ理由があって、1つ目は役の気持ち良さを高めるためです。
初期図形や落ちてくるゆめぐも等、運のゆらぎが存在していることで、それを乗り越えて作り上げた達成感を高めようという狙いがあります。
 
2つ目は、戦略が固定化することを避けるためです。
例えば、私なんかは初期図形が無いとI字図形ばかり作ってしまいます(笑)。
初期図形がランダムで配置されることで、臨機応変な戦略が求められ、自然と色んな配置を楽しんでもらえると考えています。

企画書の一部。従来の落ち物パズルゲームより意識的に運要素を強めています。
I字の図形を沢山作るのも楽しいですが、毎回違う盤面を作るのも楽しいですよね。
──広い盤面でもっと遊びたいのですが、なぜこの広さにしたのでしょうか?

板谷:
ゲームとしてのバランスを考慮し、今の広さが最善だと判断しました。
盤面が広くなると最初から盤面右側を捨てて左側で綺麗に積むという選択肢が取れてしまい、うまく配置するパズル的面白さが少なくなってしまうのです。
「役の気持ち良さ」は運のゆらぎを乗り越えてこそ生まれると考えているため、ここは仕方のない部分でした。
 
ただ、個人的にも広い盤面で遊ぶモードがあっても面白いと思うので、機会をいただけたら、続編やアップデートで挑戦してみたいですね。

開発初期のユラム。盤面右側をゴミ捨て場にしています。
──「役を作る気持ちよさ」以外の、このゲームの推しポイントは?

板谷:
詠唱と反撃猶予から発生する「駆け引き」です!
単純に最大点の25000を目指すだけでは、相手に勝つことはできません。
相手の盤面を見て、自分がいつ詠唱すべきか考える必要があります。
個人的に好きな瞬間は、相手が高得点のときに詠唱で崩して勝利するときですね。

開発秘話

──開発時に苦労したことはありますか?

板谷:
開発中、1番悩まされたのはゲームの遊びにくさの解決でした。
ゆめいろユラム」はゆめぐもで図形を作り、その図形で役を作り、魔法力を競い合うというゲームなので、遊び始める前に覚えることがとても多いのです。
そのため、社内であれこれと意見を出し合い、今のスタイルに落ち着きました。
先人も役を作るパズルゲームを思いついたことはあったかと思うのですが、覚えることが多すぎるのをネックに感じて諦めてきたのだと思います。
 
そこで、図形と役は覚えやすさに特化して決定していきました。
図形は見慣れた形だと思いますし、「ゆめぐも4つで図形になる」ということさえ覚えていればOKです。
役も基本的には図形を繋いで配置していれば作れる直感的な役が中心となっています。
 
結果として、初心者でも図形さえ作っていれば何かしら役が完成して楽しめて、慣れた人は役を狙って作り魔法力を効率的に伸ばせるような、ゲームバランスに出来たのではないかと考えております。

役は5系統23種類
──性能関係なく、お気に入りのキャラクターはいますか?

板谷:
全員、私の「好き」を詰め込んだキャラクターなので本当に悩ましいです。
全員大好きなのですが、思い入れ補正を考えると、ユナちゃんでしょうか……!
 
ゆめいろユラム」では私がキャラクターデザインの要望を出し、デザイナーさんに描いて貰っていたのですが、1番最初に完成したのがユナちゃんだったんです(主人公なので当然ですが)。
そこから、一緒に制作を乗り切ってきた相棒であり、世に出たときは本当に感動しました。
 
声優もななひらさんが担当してくださって、可愛さが大渋滞していますね。
本当に困っちゃいますね。嬉しい悲鳴です。

キャラクターデザインの古谷が担当した設定画。
この時点で可愛さが天元突破しています。

プレイのコツ

──上達のコツはありますか?

板谷:
はい! 上達度は3段階あると思ってまして、それぞれ練習方法が違います。
 
1. 初心者
まずは、ゆめぐも4つで図形を沢山作って戦ってみましょう。
役は自然に出来ていたりするので、まずは図形を作れるようになるのが肝心です。
アドバイスとしては、5つで繋がらないように意識することが大事です。

ゆめぐもが5つ以上繋がってお邪魔ブロックになっています。

2. 少し慣れてきた方
次は、完成形をイメージして盤面を埋められるようになりましょう。
ハーフスプレッドを使うと盤面が整いやすいのでおすすめです。

ハーフスプレッド

3. だいぶ慣れてきた方
最後です。効率的に魔法力をあげられるようになりましょう。
ストレートやスクエア等の役を駆使して序盤に高い魔法力を用意できれば、勝率がグッと上がるはずです。

ストレートやスクエア
──おすすめの役はありますか?

板谷:
なかなか難しい役ですが、オールシェイプ横ストレートは効率よく魔法力を上げることができるのでおすすめです。

(左)横ストレート (右)オールシェイプ

いざ、ゆめ魔法勝負

──最後に、ユーザーのみなさまへのメッセージをお願いします。

かなり奇抜なタイトルだと思いますが、興味を持っていただけて嬉しいです。
SNSでの反応も見させてもらっているのですが、温かい声が多くとても励みになっています。
ファンアートの投稿もありがとうございます! 全部可愛いです。
 
私もこっそりランダムマッチングに潜っておりますので、ぜひ、一緒にゆめ魔法で勝負しましょう!

「ゆめいろユラム」とは

役を作って競い合う、
新感覚“消えない”落ちモノパズルゲーム!

役づくりパズル ゆめいろユラム』は上から落ちてくる“ゆめぐも” を組み合わせて“役”を作り、役につけられた得点を競う、対戦パズルゲーム🧩
より強い役を作って魔法力を貯めて、相手より強力な『ゆめ魔法』で攻撃するッス🌠

ゆめぐもを4つ組み合わせると“図形”に、揃った“図形”の組み合わせで“役”が完成✨

“役”を完成させたらゆめ魔法を詠唱して攻撃🌠するか、さらに魔法力を貯めるためにパズル🧩を続けるのか選択!
相手の体力を先に0にしたほうの勝ち🏆

製品情報

対戦パズルゲーム『役づくりパズル ゆめいろユラム』はPlayStation®️4/Nintendo Switch™で好評発売中🌠

Nippon1.jpショップ限定版

  • 『役づくりパズル ゆめいろユラム』ゲームソフト
  • サウンドトラックCD
    CD1枚/7曲収録 作曲:ZIZZ STUDIO
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