ルジェというキャラが生まれた経緯は?
ヴァニラウェアさん開発の「グリムグリモア」を日本一ソフトウェアから発売する事になりまして、
その発売日や開発時期が近いこともあり「せっかくなので今、日本一で作っているゲームと何かコラボをしませんか?」と話を持ちかけたことがきっかけです。
すぐに良い返事をいただけましたのでお互いのタイトルの雰囲気や状況を見ながらコラボキャラの組み込みがスタートしました。
ルジェのデザインや設定はどのように決めたのですか?
設定は神谷さんが日本一ソフトウェアに来られた時におおまかな打ち合わせをして、あとはメールでやり取りをしながら詰めていきました。
ルジェは元々グリムグリモアの世界で活躍していたキャラですので、デザインはヴァニラウェアのスタッフの方々に起こしてもらいました。
お互いの開発中のタイトルを見た感想は?
開発中のグリムグリモアを見せてもらったのですが、正直「凄すぎる」と思いました。
日本一ソフトウェアも2D系のビジュアルという意味ではヴァニラウェアと同じ土俵なのですが、
グリムグリモアはドット絵じゃなくて普通のイラストがアニメーションする方式なんです。
グリムグリモアは是非動いている画面を見て欲しいですね。
業界のハードルがまた上がっちゃった感じで、頭を抱える同業者も多いのではないでしょうか。
ルジェにまつわる苦労話などがありましたら教えてください。
ルジェの攻撃方法はグリムグリモアの演出をなるべく再現したいと思い、そのあたりで苦労しました。
ソウルクレイドルでは、ルジェやグリムグリモアのモンスターもドット絵に落とし込んでいます。
ユーザーの方へ一言。
ソウルクレイドルではルジェは隠しキャラとして登場します。
すごく強い隠しキャラというよりも、設定に絡んだキャラとして出てきますので探してみてください。
グリムグリモアの時代から数百年が経ってかなり壊れちゃったキャラになっていますのでその辺のギャップもお楽しみに。
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ルジェというキャラが生まれた経緯は?
池田さんからの提案で始まったコラボキャラ作戦です。
初めての事でうまくやれるか不安になりながらも、別会社の2つの開発チームが
共同で何かをするこういう面白い機会もそうめったにないと思い”作戦”に挑みました。
ルジェのデザインや設定はどのように決めたのですか?
グリムグリモアは塔という閉鎖空間に繰り返される時間の物語でキャストが固定されています。
外から新たなキャラが現れにくい設定だったので、内部に組み込む形で幽霊&魔女という設定をお願いいたしました。
デザインはラフでいろいろと提案させていただきましたが殺された美女の幽霊という設定に、気づくと血みどろに…
こちらのスタッフからも「これはまずいでしょう」という声があがっていました。
最後は「毒のついた黒バラを胸に刺され霊となった」という設定を元に体にバラを這わせるデザインになったのです。
お互いの開発中のタイトルを見た感想は?
「そう来たか」ですね。
ソウルクレイドルの資料を見せてもらった時にコンセプトでいきなり感じました。
今までとは雰囲気が違う骨太な戦乱ファンタジーでありながら、好評な要素やポップ感は失っていません。
これまでのタイトルのファン層とそれ以外のSRPG層の両方を満足させてしまおうという作戦には、
一ゲーム企画者として”ずるい!”と言わされてしまったわけです。
ルジェにまつわる苦労話などがありましたら教えてください。
設定でルジェは、2重人格のはっちゃけたキャラになりました。
先にノリにのった池田さんのシナリオがあがってきた時グリムグリモアはまだシナリオが半分もできていなかったのですが、
こんなにはっちゃけられるかすごく心配でした。
自分で提案しておいて幽霊の価値観が表現しにくく困ったのも思い出です。
ユーザーの方へ一言。
性格はアレな彼女ですが黙って澄ませば美しい、そんなルジェをイメージして思わず描いてみました。
グリムグリモアではルジェの登場は後半となります。
彼女を見てオッと思っていただければ”作戦”は成功ではないでしょうか。
彼女ともどもソウルクレイドルとグリムグリモアをよろしくお願いいたします。
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