そらからやってきたとされるそのウィルス
地球にかつてないほど大きな被害をもたらしました。

そんな災禍から長い長い月日が流れ、
今、この池袋にはわたしたち6人だけ。

狭くなった街と崩れた建物、それを彩る草の緑と水の青。
そして、どこからか漂うエアコンのニオイ。

「こちら、母なる星より」わたしたちは今日も大丈夫です!

ある朝、クルーズ船で目を覚ました奏心たち6人の女の子
クルーズ船の中はとても静かで、どれだけ探してみても人の姿はありません。

なんとなく覚えているのは“お互いの名前”“6人で旅行に来ていたこと”だけ……。 じっとしていてもしょうがないので、とりあえず船内を散策してみることに。
誰もいない船内を探索していると、無機質なアナウンスが流れ始めます。

「まことに申し訳ございませんが、当船は機関故障のため、しばらくのあいだ停泊いたします。
 救助は一週間で到着の予定です」

故障はしてるけど船が沈む様子もないし、待っていれば救助も来る。
安心した奏心たちは、他に人がいないことを不思議に思いながらも、クルーズ船での生活を楽しむことにしました。
船の故障を伝える船内アナウンス
嬉しいことにクルーズ船には
たくさんの娯楽が……!
アナウンスから一週間が経ちましたが、救助はやってきませんでした。
奏心たちは「なにかできることがあるかもしれない」と、船内の調査を始めます。

調査の末、船の“外”へと繋がっている扉を発見する奏心たち。

意を決して、6人は扉の向こうへと歩き出します──。
怪しい扉に驚きを隠せない百年子
船の外に広がっていたのは、荒廃した姿の池袋。
草木がいたるところに生い茂るこの池袋にも、人の姿は見当たりません。

クルーズ船の外に広がる無人の大都会に驚きながらも、 奏心たち6人は、ここ池袋でのサバイバル生活を始めます。
出来立てのご飯を渡す玲頼
誰もいない池袋では、食べるものも寝るところも全て自分たちで用意しなければいけません。

奏心たちは快適な生活を目指して、お互いに助け合いながらサバイバル生活をおくります。

毎日、同じものを食べて、同じところで寝ることで徐々にを深めていきます。
誰もいない池袋で見つかる多くの謎
奏心たちは日々のサバイバル生活に夢中で、色々な疑問をそのままにしていました。

しかし、ある事件をきっかけに、この世界の真相に近づくことになります。
池袋を囲う壁は一体……?
ずっと一緒にいるサバイバル生活で、様々な表情を見せる女の子たち。
同じ時を過ごす中で彼女たちは大切な相手を見つけ、それぞれのペースで距離を縮めていきます。
一緒に生活しながらお互いを気にかけている奏心と玲頼。

目を覚ました時から「何か伝えなきゃいけないことがある」と気がつくと玲頼を追ってしまう奏心。
一方の玲頼はいつもみんなを引っ張っていきますが、弱い部分を見せられず無理をしてしまうこともありました。
いつも玲頼を見ている奏心は彼女の不安を感じ取ると、優しく彼女の背中を押してあげました。
そして玲頼は強くて優しい奏心に惹かれていきます……。

さすがに真っ暗だから、スマホの懐中電灯使おうか。ちょっとの移動なら充電も大丈夫だよね

だ、だよな。った、たくもー、暗すぎんだよなぁ……。足元あぶねーし……。

スマホがあって、本当によかった……明かりって助かるねぇ。……あれ?

なっ、なんだ!?どした!?

今、あの花壇みたいな場所照らしたら、一瞬なにかがテカっと……。なんだろ。見てみよ?

お、おう……

物静かでおとなしい沙織と、明るく物怖じしないムードメーカーな百年子。
正反対な2人は距離感が分からず、気持ちを上手く伝えられないことも
たくさんありましたが、仲良くなりたいという気持ちは一緒でした。

はじめはすれ違っていたけど、一歩ずつ歩み寄っていく沙織と百年子。
2人は時間をかけて、お互いのことを知ろうとしていきます。

きゃ……っ、ちょ、ちょっと……急に近づかないで……。びっくりするから……。

えー、なぁんでぇ~?

あ、あの……ご、ごめんね……。嫌だっていうわけじゃ、ないの……ただ、急に来られるとびっくりしちゃうだけで……。

……うん。わかった。ごめんね、さおりん。ボク気をつける。

なんでもそつなくこなせてちょっとマイペースな夏樹と春海。
似たもの同士な2人は、自然と一緒にいることが増えていきました。
今まではひとりの方が気楽だったけど、サバイバル生活ではいつも春海に声をかけてしまう夏樹。
一緒にいられるのが嬉しくて春海もついていきますが、無意識に出てくる夏樹の言葉に毎回キュンキュンしちゃいます。

ひとりでも平気だった2人は、「理由はないけど一緒がいい」と感じる人と日々を過ごしていきます。

むっ……。阿閉、無事か?

ぶ、無事ですっ。無事ですよ? あの、ええと、 ……はい、無事ですが……!

……そうか。なによりだ。あの局面でコケるとはな。 阿閉でもそういうことがあるんだな。

あ、あのですね、ナッキー?

ん?

……か、顔がちょっと、近いと言いますか……、 わりとダイタンな感じになってしまっていると言いますか……。

…………な、なるほどな。

大都市でのサバイバル生活は、大自然の中とはちょっと違う!
荒廃した池袋では、食べ物以外にもナイフや釣り具などまだ使える道具も
見つかります。
奏心たちは見つけた道具を使って少しずつ、サバイバル生活の質を向上させていきます!
サバイバル生活で初めてお肉を食べた奏心たち。あまりの美味しさに準備の疲れも吹き飛んじゃう!
寝る前にはちょっとした
おしゃべりタイムも……?
生活が安定してきた奏心たちは、池袋の謎を解くために街の調査を始めます。
大量に備蓄された農薬や、街全体を囲む高い壁。
無人の池袋にはなぜここにあるのかがわからないモノがたくさんありました。
見慣れない科学を不思議に思いながらも、奏心たちは池袋の調査を
続けていきます。
池袋全体を取り囲む高い壁。どこを探しても出入口になりそうな場所はない。
多数のモニターがある部屋で端末を操作する沙織。この場所は一体……?
明るくて前向きな奏心と、人前では弱い姿を見せられない玲頼
他人との距離を近づけるのが苦手な沙織と、誰に対しても同じ距離感で接する百年子
独りの方が過ごしやすいと考えていた夏樹と春海

「仲良くなりたい」という気持ちを確かめ合うことで、6人は大切な人自分の想いを伝えられるようになります。
涙を浮かべながらも手を取り合う奏心と玲頼。何か悲しいことがあったのか、それとも……。
人との距離を縮めるのが苦手だった沙織。けれど、百年子と過ごすうちに怖がらずにみんなと触れ合えるように。
いつも飄々としている夏樹がお風呂で意外な一面を見せる。抱き着かれた春海は相変わらずドキドキ。