• 概要

  • 英雄の葬儀

  • 限られた時間

  • 選択と展開

  • 新要素

概要

ゲームの流れ

「勇者死す。」はその特異なゲーム性を実現するために、普通のRPG にはないシステムが搭載されています。

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勇者は自らの命と引き換えに魔王を討 伐します。 ゲームはここから始まります。

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よみがえった勇者ですが、余命が減る に連れ、勇者は次第に弱っていきます。

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6日目に再び死がやってきます。 勇者の葬式にはさまざまな人が訪れ、 別れの言葉を送ります。

そして、再び勇者が蘇った”最初の日”へ戻ります。 プレイヤーはこの5日間を繰り返します。

死に向かい、衰弱する勇者

よみがえった直後の勇者は「魔王を倒した直後」のため最強の状態ですが、 日を追うにつれて弱体化し、ついには雑魚モンスターにも苦戦するほどまでに弱っていきます。 つまり「勇者死す。」は、徐々にキャラクターが強くなっていく通常のRPGとは逆のレベル設計となっています。

【1日目】勇者の死まで残り5日

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1日目の勇者は魔王を倒した直後なのでステータスはカンスト状態。 通常攻撃は勿論、強力な呪文も使いこなし、どんな敵にも苦戦することなく、パーティの中心として戦える。

【2日目】勇者の死まで残り4日

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2日目の勇者のステータス。 衰弱したとはいえ、まだ戦闘に影響のあるほどではない。 だが、この頃から呪文を少しずつ忘れていく。

【3日目】勇者の死まで残り3日

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3日目になると通常攻撃で敵を倒すことが困難になる。 さらに、ほとんどの呪文を忘れてしまい、戦闘では支援役にまわることになる。

【4日目】勇者の死まで残り2日

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4日目には勇者はボロボロになっており、重い装備は到底扱いきれず、 軽い装備で妥協せざるを得なくなる。当然戦闘で役に立つはずも無く・・・。

【5日目】勇者の死まで残り1日

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5日目。戦闘は可能な限り避け、逃げ惑いながらもイベントを進める。 そこにかつての英雄の姿はなく、最期には避けられない死が訪れる――

そして、繰り返される“5日間”

神様より与えられた5日間が過ぎ、息を引き取った勇者は自身の葬式を見ることになります。 そして、やり残したことがあれば、最初の日に戻ることができます。  この繰り返しにより、魔王を倒したその後の世界の情勢がだんだんと浮き彫りになってきます。 また、イベントをこなす順番や周回プレイによって登場人物との関係が変わり、 葬式で勇者に送られる弔辞も変化します。

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英雄の葬儀

世界を救った英雄の最期

神様から5日間の命を与えられ、よみがえった勇者ですが、6日目の朝には避けられぬ死が必ず訪れます。 そして、その後、勇者の葬式が執り行われます。 この葬式は、5日間の勇者の行動や関わったキャラクターによって、葬式の規模や内容、参列者が大きく変化します。 また、勇者が生きているうちに関わったキャラクターが、その後の世界にも影響を及ぼすこともあります。

【葬儀場】

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勇者の行動で変わるものの1つは葬式の会場。 英雄とはいえ、戦後の困窮した時勢で大きな葬儀を執り行ってもらうためには、それなりの条件が必要となります。

【弔辞】

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「我が森人は滅びるであろう 勇者よ、 地獄で待っているがいい」

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「最愛の勇者様・・・ 本来ならば、あなたこそ 次の王にふさわしい方でした」

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「ねぇ、勇者って誰を殺せば なれるんですか? ・・・私に教えてください」

勇者の葬儀では、さまざまな人が別れの言葉を送ります。 労をねぎらうもの、愛をささやくもの、秘密を暴露するもの・・・。 この勇者に捧げられる弔辞は、勇者が生きている間に出会ったキャラクターやイベントの進行度合いによって変化します。 キャラクターによっては全く異なる弔事を送ることもあります。

【参列者】

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葬式の最後には、勇者の葬儀に参列した人とその中で涙を流した人の数が分かります。 勇者が多くの人と関わり、よき行いをすれば、より多くの人が集まり涙するでしょう。 この人数は5日間で勇者がどれくらいの人に影響を与えたか、という最終スコアのようなものでもあります。

【その後の世界】

葬儀の後には、勇者亡き後の世界がどんな道を歩むのか、という後日談を見ることができます。 “王国のその後”も勇者の行動次第で大きく変化し、勇者と関わったキャラクターが思いもよらない形で国の行く末を決定付けることもあります。 また、国そのものが何百年もの繁栄を誇る場合もあれば、わずか十数年で滅びてしまう展開もあり、多くのパターンが用意されています。

限られた時間

疲労度と弱体化

勇者には「疲労度」というステータスがあり、この「疲労度」は時間の経過と共に蓄積されていきます。 「疲労度」がたまっていると、勇者が弱くなるスピードが速まります。 勇者の弱体化を少しでも食い止めたい場合は、街の宿屋やキャンプで休憩をして、「疲労度」を回復させます。 ただし、休憩をすると時間が経過してしまいます。 勇者のステータスをとるか、貴重な時間を確保するかで、物語の進行にも影響がでます。

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移動手段

時間が最もかかるのは、街から街、街からダンジョンといった移動です。 こうした移動の手段は「お金はかからないが時間のかかる徒歩」、「お金はかかるが時間を節約できる馬車」、「お金も時間もかからないがMPを消費する魔法」等いくつかあります。 冒険の目的に合わせて移動手段を選択することも大切になっています。

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選択と展開

勇者の身に振りかかる選択

勇者は命を与えられた5日間の間に多くの選択をすることになります。 選択によっては思いもよらぬ展開が待ち受けていることもあります。

【フローラとの結婚】 フローラは勇者との結婚を望んでおり、勇者にレアアイテムを譲ることと引き換えに結婚を持ちかけます。 承諾をすると、王族になるので、葬式も豪華になるかも!?

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フローラがくれるアイテムを他のヒロインが欲しているアイテムであることもあります。

【かつての仲間との戦い】 選択次第では、魔王討伐時の仲間と戦う場合もあります。 味方なら頼もしいですが、敵にしたら手ごわい相手。 弱り行く勇者にかつての仲間と戦う力があるのでしょうか。

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ゾロは己の力の証明のため、リューは森の木を守るために、かつての仲間である勇者と戦います。

【捕らわれのヒロイン】 勇者と関わりを持ったヒロインが、国の転覆をたくらむ反乱分子として逮捕されることがあります。 捕まっている間は、ヒロインとのイベントは進行しません。

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捕らわれたヒロインを勇者の力で助けることもできますが、いくら英雄だからといって容疑者を勝手に助けてよいものなのか・・・。

【魔王も復活?】 魔王は自らが復活をほのめかすセリフを残します。 本当に復活するのであれば、再び勇者は魔王と戦うことになるのでしょうか。

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何者かが魔王の復活を企んでいるという噂がながれています。

【プレゼント】 仲間になったパーティーメンバーには装備などのアイテムをプレゼントすることができます。 受け取ったキャラクターが気に入れば、その装備を使ってくれます。

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勇者は衰弱が進むと重い装備を使いこなせなくなるので、勇者を目指すヨナにプレゼントする、という選択もありますが、勇者の装備は高く売れるので資金にするという選択もあります。

【真紅のバラ】 プレゼントできるアイテムは装備品だけではなく、「真紅のバラ」を贈ることができます。 女性キャラに渡したら新しい展開を迎えられそうなアイテムです。

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赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」。

【勇者の子供を残す】 5日間の中で特別仲良くなったヒロインと、子供を残すことができます。

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勇者の子供を宿したヒロインは、葬式でどのような言葉を勇者に贈るのでしょうか。

新要素

『勇者死す。』は、グラフィックが一新された以外にもいくつかの新要 素があります。

「全ヒロインの新シナリオの追加」 そして新規ヒロインキャラ2体を追加

桝田省治氏の完全監修の追加シナリオにより、ボリュームはFP版の約 2倍になります。 これにより、より複雑な分岐が発生し、新しい遊びの選択肢が増えます。

より美しくなった音楽と新規楽曲の追加

FP版よりも多彩で美しい音による楽曲をVitaの性能を持って実現 しています。 また、伊藤賢治氏による新規BGMも追加されます。

2周目のストーリーを追加

Vita版「勇者死す。」には、ケータイアプリ版のストーリーに加え、 各キャラクターごとに2周目の物語が用意されています。 いずれも1周目とは異なるストーリーとなっており、 これにより「勇者死す。」の物語はより複雑で、より多様な展開を見せます。

【1周目】

【2周目】

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1周目は森に結界をはろうとしていたリューが、何故か2周目では勇者と遊ぼうとしている・・・。

新システム:「釣り」

神様より与えられた貴重な5日間を「釣り」をして過ごすこともできます。 この釣りは基本的には釣りをするだけのもので、 魚を釣ったとしても何かの問題が解決されるわけではなく、ただ時間が流れ、 釣った魚の記録が残るシステムとなっています。

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釣りをすると1時間のときが経過します。また、釣れるか釣れないかは時の運。 ただ、何かに追われることなく、釣りをしながら残された時間をゆっくりと過ごすのも一興かもしれません。