登場人物紹介

風海 純也

この物語の主人公
警視庁捜査一課に所属する新米刑事。階級は警部補。
初めて担当した事件で日常に潜む闇の部分に触れた
ことをきっかけに、その後も怪異事件に遭遇することに
なる。
のちに警察史編纂室に配属。

小暮 宗一郎

乾署の刑事。階級は巡査部長。
風海純也が担当する最初の事件でパートナーを組む
ことに。
ベテラン刑事の風貌を持つが、まだ27歳の独身。
柔道三段、剣道三段、空手二段の熱血漢。
見かけによらず血や怪談話が苦手
のちに風海純也とともに警察史編纂室に配属。

犬童 蘭子

警察史編纂室のヌシ。大阪弁。
階級は警部で編纂室に配属された風海純也たちの上司。
TVを観ているか、公営ギャンブルに勤しむ毎日で
ほとんど仕事をしている姿を見かけない
しかし時折、意外な博識を披露する謎の多い人物。

霧崎 水明

民俗学者。都内の三流大学で講師を務めている。
中学生時代に両親を事故で失い、父親の親友だった
風海純也の父に引き取られる。
風海純也にとっては兄のような存在。
オカルト好きで周囲からは変人呼ばわりされることも
多いが、怪異事件における彼の知識は非常に頼りに
なる。
長年追いかけている事件があるようだが……。

式部 人見

大学の助教授として教鞭を取る一方で監察医を務める
法医学のプロフェッショナル。
霧崎とは大学時代からの友人。
霧崎とは対照的にオカルト否定派
どんな怪異事件を目の前にしても、信念を変えず、
科学的に分析する。
過去にオカルトにまつわる事件に巻き込まれたよう
だが、本人の口は重く、語ろうとはしない。

間宮 ゆうか

霧崎が講師を務める大学の生徒。
自称『オカルト専門ジャーナリスト』
ある事件をきっかけに超常現象に興味を持つように
なる。
霊感は0だが、怪異を追う情熱と行動力は目を見張る
ものがある。
霧崎を師と仰ぎ尊敬しているが、霧崎のほうは少々
辟易している様子も。