第三回【デザイン変更の巻】

デザイン変更というのは、ゲームを制作していく上でよくあることだ。
第一回のゼタのデザイン変更や、第二回のボツの話と同様、ゲームの完成に向けて必要な過程でもある。ユーザーの皆さんは、デザインの最終バージョンを目にすることになるわけだが、もし初期段階のデザインのままゲームが発売されていたら果たしてどうなるのんだろう?

こいつは一体なんだ・・・!?

実はこの人の初期デザインだったり。
ちっとも原形とどめてないし、コレ。

まぁ、もともと『登場人物全員魔王』でスタートしたので、開発初期はいかにも魔王的なデザインのキャラが多かったわけで。
けど、このまま発売されてたらユーザーの皆さんの評価はどうなっていたのだろう?

それからもう一つ。

さて、私は誰でしょう?


正解はこの人。
雷様というコンセプトは変わらず、原田氏の魅力があふれるキャラに仕上がっている。

このように試行錯誤を繰り返しつつ、キャラクターは出来上がっていく。
デザイナー側の判断で変更されることもあれば、シナリオや世界設定から変更されることもある。
もちろん商品として提供するからには最終デザインのキャラで遊んでいただくのがベストなのだが、このような場(あるいは設定資料集など)で途中過程を知り、また別の楽しみ方を見つけてもらうのも悪くないのかもしれない。デザイナーはとっても嫌だろうけど・・・。


※ちなみに開発初期段階では『予言者プラム』は“白魔王フレア”
『破壊神アレクサンダ ー』は“魔王ドリーム”という名前でした。
デザイン同様、名称の変更もよくあることなんです。
特に日本一ソフトウェアでは。



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