セシル編
セシル・ロワイヤル CV:伊藤静 24歳 国籍:フランス 駆け出しのジャーナリスト。 そこに取材のネタがあれば身の危険も省みずに飛び込んでいく。 KORTの知られざる実態をスクープしようと動き回るうちに、知らず陰謀の尻尾を踏んづけてしまう。 自由奔放、なおかつ粘り強く図太い性格の持ち主。 『あの噂はただのゴシップじゃないわ。匂いがするのよ。ネタの匂いがぷんぷんね』 ジャーナリストという肩書きは便利だ。 ましてや、名の知れたフランスの通信社に勤めているともなればどこでも自由に取材を行うことができる。 しかし例外も存在する。 多国籍複合企業体KORTの内情だ。 KORTへの取材はKORTの宣伝のためにしか認められない。 批判的な記事を書こうものなら、即座にKORTから抗議の連絡が入る。 通信社で書くKORTの記事は、いつだって提灯記事。 そんな状況に鬱屈していたある日、セシルは街で奇妙な噂を耳にする。 旧パリBPに奇妙な化け物が目撃されたというものだった。 セシルは噂の真偽を確かめるため、行動を開始する――。