Z/X 絶界の聖戦

ナタリア編

ナタリア・カンビアッソ 18歳 国籍:アルゼンチン スラム街に暮らす少女。 身寄りのない子供を引き取り、保護している。 南米最大のマフィアの家に生まれ、幼いころから銃器やデバイスの扱いの訓練を受けてきたが、家業や父親への反発もあり、母の死を機に家を出た。 思いやりにあふれた優しい性格だが、いざというときには肝が据わった対応をとるなど、芯の強さをあわせ持つ。 『怖かったら、眼を閉じていて。 大丈夫、わたしがあなたを護るから』 ある日、ナタリアが子供たちと暮らすスラム街のほど近くに、小型のブラックポイント― マイクロブラックポイント(MBP)が発生する。 MBPの発生は、一切の前触れもなく起きる。 発生に巻き込まれれば生身の人間など、ひとたまりもない。 ここ数ヶ月、世界各地で多数のMBP出現が報告されている。 今回は運よく被害を免れたが、いつ、施設や子供たちがその被害にあうとも知れない。 脅威を身近に感じたナタリアは、母の形見のデバイスを握り締め、MBPへと足を向ける。 起きるかも知れない『そのとき』に備えるため、少しでも脅威の正体を知るために。

ブラックポイント マイクロブラックポイント