死者の魂“ファントム”と交流できる不思議な能力を持った女の子。その能力のせいで周りから「悪霊憑き」と呼ばれ忌み嫌われていたが、破壊神から世界を救った活躍のおかげで今では英雄扱いされている。明るく前向きで優しい性格。請負人(クローム)の仕事を通じて人々の役に立とうと頑張っている。
マローネの相棒で、幼い頃に両親を亡くしたマローネを支え続けるファントムの青年。優しく正義感の強い性格。謎の幽霊船の襲撃からマローネを守るため、離ればなれになってしまう。
マローネが流れ着いた孤島・ドクロ島で出会った、ひとりぼっちのファントムの少女。英雄的海賊である父から習った剣術の腕前はピカイチだが、数年間、誰とも会話できずに過ごした影響で、会話下手でとても臆病な性格。前向きなマローネに勇気づけられ、行方不明の父の探索と、父の海賊団の復活を決意する。
アプリコの父が率いていた『アルジェント海賊団』の副船長であり、船長・アルジェントの右腕的存在だった獣人。常に気だるげでニヒルに振る舞うが根は優しく、アプリコに対してはやや過保護気味で、「姫」と呼んで、からかいつつも世話を焼いていた。5年前に『船喰い』と遭遇した際に、アプリコたちを守ろうと戦ったが、力及ばず命を落とした。
島の7割が砂に覆われた『ハサラ王国』の先代女王のファントム。『ハサラ』には代々、女性が政治を取り仕切る風習があり、幼くして女王となったが、経験不足から悪政を敷くこととなり、クーデターによって無念の死を遂げた。その後、ファントムの姿でハサラ王国に現れて以来、他者を操る魅惑の能力で魔物を自らのしもべとして、現・女王である実妹と対立関係を続けている。
一年中雪が降り続く極寒の凍土『シラユキ島』で暮らすファントムの少年。幼い頃に亡くなってから、ファントムとして長い時間を過ごすうちに、自力で実体化する技術と、周囲の気候を操る怪物的な能力を身に着けた。外見こそ幼いものの、その力は強大で、島の気候を悪化させて多くの死者を生んでいることから、島民たちから「悪魔」と呼ばれ、恐れられている。
とある海賊団を取り仕切る姉御肌の女船長。マローネたちが冒険の途中に訪れた自然豊かな未開の島『ベルセーユ島』を密猟者から守っている。思い込んだら一直線の荒々しい性格だが、ロマンと家族愛を重んじ、自分の海賊団の仲間たちを家族と称して、時に厳しく鍛え上げ、時に優しく守っている。