⑤窓際探偵

 ごきげんよう、窓際探偵よ。

 見せに来るのが遅い?
 ごめんなさいね……少し、体調を崩してしまったの。

 大丈夫、何でもないわ。
 大丈夫。大丈夫。大丈夫だから。

 あなたも、以前の私の絵を見たでしょう?

 自分でも分からないけど、
 嫌な気持ちが膨らむのが止まらない。

 あんな資料、ウソに決まっているのに……。
 そう、ウソよ……ウソに決まってる……ウソ、ウソ、ウソ……ウソ……!!

 あ……ご、ごめんなさい……
 また筆が乗ってしまったわね。

 せっかく信頼できるお店を教えてくれたのに、
 大声を出してしまったら台なしだわ。

 えっ、資料の内容……?
 悪いけれど……私自身、頭の整理が追いついていないの。

 勘の鋭いあなたなら、この絵から自由に読み取る方がずっと早いと思うわ。

 ひとつ間違いないのは、八ツ裂き公対策会議のメンバーが危ないということ。

 このままだと、みんな殺されるかもしれないわ……私は一体どうすればいいの……?

 ――あっ!
 今からでも八ツ裂き公対策会議を、止められないかしら……!?
            ■■
 だってほら、あなた■■■会■■
 え? 何■■■■■■■■■
 ウ■■■■■■■■■■■■■■
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 では、また次の窓辺で。